外資系企業は、昔ながらの日本企業とは違い、年功序列という考え方をあまり採用せず、成果主義で現場を運用しているのが通例です。
IT業界では全般的にこのような外資系の考え方を汲み、成果主義を取り入れることが多くなっています。
システムエンジニアが働く現場では特にその傾向が強く、結果を数字で出さなければ評価してもらえないことが苦労になりがちです。
企業としては利益を生み出さなければ事業が成り立たないため、いかに高値で契約を勝ち取れたかが大きな評価対象になります。
システムエンジニアは上流工程を担うのが一般的で、対外交渉に出ることもよくあります。
契約を勝ち取ってシステムを開発することに結びつくと成果として認められ、その契約金やクライアント企業の重要性などに応じて対価を受けられるのが一般的です。
人によってはなかなか契約を取れずに途方に暮れてしまうこともあるのは確かで、なぜ自分は成果を出せないのかと嘆く人も少なくありません。
成果主義の現場は結果がないと評価されないという点でかなり辛い部分もありますが、見方を変えると仕事に対するやる気を出すことも可能です。
大きな成果を出せばそれに見合った評価をしてもらえる仕組みなので、今は成果が上がらなくても将来的には会社を大きく成長させるような結果を出そうという気持ちを持つことができます。
きちんと数字になれば評価してもらえるので、会社のために働くモチベーションになるという面もあります。